ものはためし

書く訓練、備忘録

クレープでは怒ってくれないんだ

友人とファミレスに行った時、あまりお腹が空いていなくて何を食べたいか自分でもよく分からなかった。私はそういうことがよくある。それで、メニューをいつまで経っても選べないので、いっそのこと誰かが勝手に選んでくれたらいいのに、と思った。その後、かといって選んでもらったものが全く好みじゃなかったらそれはそれでなんか嫌だなと思った。それで「勝手に選ばれるのは嫌だ…」と小声で言ったのだが、それ以前の私の思考は脳内で行われていた仮定の話だったので、友人に「一体何に怯えてるの?」と笑われてしまった。ほんとだわ。私は一体何に怯えているんだろうね。

 

友人(男)とクレープ屋さんに行ってそれぞれ別々のトッピングを選んだとき、区別できるようにお店の人が印をつけて渡してくれた。そうしながら友人に「絶対間違えないようにね!食べ物で女の子を怒らせたらだめだよ、ほらプリン食べちゃってけんかになるとかあるやんか」と釘を刺していたため、「あ~、プリンは怒りますねえ!」と横から言ったら、クレープ屋さんが「クレープでは怒ってくれないんだ…」とつぶやいていた。なんか申し訳なかったが後から笑いが込み上げてきた。あと、女の子が甘いもので怒るっていうのは偏見だぞ!!!

 

シロップ漬けにしていた檸檬を味噌汁に入れたらめちゃくちゃ美味しいスペシャル味噌汁になった。マイホーム願望は特になかったのだが、庭に檸檬の木を植えて収穫したいがために土地の購入及びマイホーム建立を決意(何年かかるんだ)。

あれ?家には建立ってことば使わないんですか?あら…わかりました。

 

目指すところや生き方の違う者同士、互いを否定せずに生きられないものか。なぜそんなことを急に思ったかというと、もののけ姫を観たからである(注:映画館でジブリの再上映を盛んにやっていた時期に書いた。)。どうしても合わない相手とは関わりを待たないのが1番だが、それでも関わりを持ちたい場合、持たなければならない場合もある。よくわからないけど、調子がいいときだけ近づくのが安全かもね。

 

おわり