ものはためし

書く訓練、備忘録

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

青みがかった灰色のとき

雨だ。目が覚めたらお昼だった。また午前の授業を休んでしまった。今日も、朝がなかったな。午後の授業には行かなければ。気持ちは急いても身体がゆっくりしか動かない。階段をのろのろおりて門を開ける。 2つの笑い声が近づいてきた。見ると、肩車をした親…

10年前の日記を今書く

梅雨の夕方。キッチンの上だけ電気がついていて、部屋の残りの部分は、うす暗い。大きな食卓にひじをつくと、湿気で少しぺたっとなる。いすからぴょんと降り立って、これまた湿気を帯びている床を、はだしで歩く。わたしはお母さんに玉ねぎを炒めさせてもら…

はなしのはなし

なんだか、新しい歯が生えてきそうな感じがする。親知らずはないから、なにも生えてくるはずはないのだけれど。 親知らずがないというのは、生まれつきではない。高校3年生の秋に、親知らずを抜いた。1本抜いて、2.3週間あけてまた1本、というように、最短期…

上から下へ

突然「走らないか」と誘われたので、深夜に走ってきた。海を目指して。 ゆるいペースで走っていたが、案外すぐ海まで行けた。おしゃべりしながらだったというのもあるし、下りだったからというのもある。 風をきって走るのは気持ちよかった。それ以上に、深…

人間のしっぽ

長い文章が書けない。まだそんなに書いていないけれど、ここまで毎回そのことに触れてきた。書きすぎた。長い文章が書けないということについて長々と書くこの矛盾。しかし、このブログを始めたきっかけが、「長い文章を書く訓練をしなければ」と思ったこと…

出てくるものを書きとめるだけの、簡単なお仕事です

最近、ひたすら何かを書いている。書くことに理由や目的はない。誰かに何かを伝えたいとか、自分の文章を評価されたいとか、後で読んで元気が出るとかいうのは、全部後付けの理由だ。思いつくから、書いている。 私はよく詩を書く。その詩を読んだ人から、歌…

パッチワーク

色々なことであたまがいっぱいになったので、とりあえず冷凍庫に入っていたアイスを食べた。食べ終わる頃にはお腹が冷え、自分はもともとお腹が弱いということを今更思い出す。後悔先に立たず。 すぐに温かいものを飲めばよくなるだろうか。急いでやかんに水…